サッカーの中で一番よく起こるのシーンはスローインです。
スローインのルールは一度読んでもらうとわかると思います。まず最初はこのルールから覚えましょう。
今回はスローインをわかるように図を使って説明します。
スローインとは?
サッカーのグラウンドを半分にして説明します。攻め側も守る側も左右に縦にラインがあります。ここをタッチラインと言います。
上の図ではわかりやすく赤色で引いてみましたが、普段は白線です。この2つ赤色の線の部分にボールが出るとスローインになります。
では具体的に図で見ていきます。
赤色のチームがディフェンス(守り側)で、青色のチームがオフェンス(攻め側)になります。
サイドの赤色のDF(ディフェンダー)がボールのタッチラインを割った場面です。
このようなサイドでは突破されると一気にセンタリングを上げられたりしてピンチになるので、シンプルに外に出すシーンがサッカーではよく見かけます。
一度外に出し、体制を立て直す時によく使われます。
赤色のチームがタッチを割ると(ボールを外に出してしまうと)、青色のチームのスローインになります。両手にボールを持って頭の上から中に入れます。
タッチラインは両サイドにあるので、DF(ディフェンダー)のサイドバックがスローインをすることが多いです(システムが3バックの場合はサイドハーフがスローインをする)。
その理由は、他の選手だと自分のポジションに選手がいなくなるから。サイドバックの方が今の位置を維持しながら、試合を続けることができます。
上の図は青色の攻撃MFと赤色のDFが競り合っているシーンです。ドリブルしていた青色のMFがボールを外に出してしまいました。
青色チームがボールを出すと、赤色のチームのスローインになります。
この場面でもDFサイドバックがスローインするケースが多いです。
相手にボールを当てて外に出しマイボールにする作戦
サッカーのスローインでよく見られるのが、相手選手の足や膝などにボールをあててマイボールにする作戦があります。
上の図では青色チームのサイドバックがボールをドリブルして右サイドを上っています。
赤色チームのサイドバックも付いていますが、この時赤色のサイドバックの足などに当ててタッチラインを割らせ、自分たちのスローインにしています。
このような作戦は、チームが勝っていてアディショナルタイム(ロスタイム)に入り、時間をかせいだりする場面でよく見られます。
スローインはオフサイドにならない
スローインのときに、味方の選手が相手DFの最終ラインより前にいてもオフサイドにはなりません。
ついついオフサイドを意識してしまい、忘れがちですがオフサイドではないので、相手最終ラインより前にスローインすると攻撃のチャンスが広まります。
もしホイッスルが吹かれてオフサイド判定をした審判がいたら、それはミスジャッジになります。